麻倉憂が引退してから弟がヤバイ・・・助けてくれ・・・

俺もそれを見てすげぇ引いた

こいつ頭オカシイなぁとか思いつつなんだかんだ3年がたった今年。

ついに麻倉憂が引退したらしい

しばらくして弟が口を開いた。

「愛してたんだよ、本気で。確かに憂ちゃんには会ったことはない。でもな俺の心の中ではいつも憂ちゃんと俺は一緒なんだ」

的なことを言ってた。
俺は呆れた。

「変態がよ！好きにしろよ！」

「う、うん。しばらく時間をくれ。」

さすがに親がマズイと思ったのか俺にこんな提案をしてきた。

「麻倉憂ちゃんに代わる魅力的な女優さんをアンタが紹介してあげてよ！」

俺は思わず「うっお、マジか。」と言った。

でも凄い頼んでくるのでしょうがないかと思い俺はDMMの女優一覧で弟の好みそうな女優を探した。

成瀬心美ちゃんだ。

俺は弟の部屋に行った。

「話がある。」

「なんだよ、兄貴」

「お前は麻倉憂の引退を知ってというもの学校にも行かないし部屋からも出てこない。これは親にとても迷惑をかけていることなんだ、分かるか？」

「・・・・」

「俺が麻倉憂に代わる魅力的な女優を見つけた。こらからはこの子にお前の人生を捧げてはどうだ？」

「誰だよ」

「成瀬心美だ。」

「確かにお前の麻倉憂に対する気持ちは日本一、いや世界一かもしれない。だけどな、彼女は引退してしまう、それも彼女が自分自身決めた道なんだ。」

「うん・・・」

「本当のファンなら彼女が引退しても応援してあげるべきじゃないのか？」

「俺・・・、間違ってたよ。」

「そうか、分かってくれたか。」

「二人のこといっぱいいっぱい応援する！もちろん、憂のことも！！」

こんなに元気な弟を見たのは久しぶりだ。
俺は嬉しかった。

それから弟は学校に行くようになった。

親もとても安心しているようで良かった。

でも、これでいいんだ。

今の弟の為だからな。

弟の将来の夢は「AV男優」らしい。

俺も親も学校の先生もみんな弟の夢を応援している。

いつか立派なAV男優になってくれたら俺も嬉しい。

どんだけ変態でも諦めない心があればいずれ人間は復活できるということをおまえらに覚えておいてほしい。

読んでくれてありがとう。

ー終わりー