【関西の議論】EXILEら野外ライブ直前「落雷で死亡」の責任は主催者に問えるか?死亡した22歳OLの両親が訴えた主催者の“怠慢”
2013.8.17 18:00 (1/4ページ)[関西の議論]
http://sankei.jp.msn.com/images/news/130817/waf13081718000023-p3.jpg
昨年8月18日午後、近畿で雷鳴が轟いた。大阪・長居では野外ライブの開始前、会場に向かう列にいた22歳のOLらが落雷の被害に遭い、死亡した。右の写真は落雷で木の皮がめくれた長居公園の樹木。左の写真は同じ日、雷雨のため高校野球の試合が中断した甲子園で空を切り裂いた激しい稲光
屋外イベントの落雷事故で、主催者側はどこまで責任を負うべきか。大阪市東住吉区の長居公園で昨年8月、人気アーティスト「EXILE」らが出演する野外コンサート「a-nation」に訪れた女性が落雷で死亡する事故が起きた。女性の両親が7月末、主催者側のイベント運営会社2社に計約8200万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。原告側は、2社が落雷事故を予測できたにもかかわらず、事前の情報収集や当日の避難誘導といった安全対策を怠ったと主張するが、イベント関係者からは客の安全確保をめぐり、限界を指摘する声も上がっており、地裁の判断が注目される。
「なぜ娘が…」
「娘が亡くなった事故から日がたつにつれ、悔しい思いが強くなる。今も夜中に目が覚める」
亡くなった北九州市の会社員、岩永牧子さん=当時(22)=の母、和子さん(53)は7月30日の提訴後、大阪市内で記者会見し、癒えることのない悲しみを吐露した。
父の浩美さん(51)も「22年間の思い出があり、毎日がつらい」と声を詰まらせ、「野外コンサートはどこでも行われている。二度と同じような事故を起こさないためにも、今後裁判を闘っていきたい」と話した。
事故は、昨年8月18日に発生。この日、長居公園では、EXILEのほか「Every Little Thing」や「mihimaru GT」ら人気アーティストが出演するライブが予定されていた。
2: ブラディサンデー(チベット自治区) 2013/08/17(土) 23:43:12.18 ID:DbDQxvAbT
岩永さんは長居公園の南西エリアで友人と一緒に、会場となる公園内の長居陸上競技場に向かう列に並んでいたとみられる。
大阪市内ではこの日、午後1時48分に大雨注意報、同2時9分には大雨警報が発令された。直後の2時10~15分ごろ、公園の木のそばにいた岩永さんと友人は落雷の被害に遭い、友人は同日に死亡、岩永さんも翌19日に搬送先の病院で亡くなった。
岩永さんはEXILEのファンで、コンサートを約1カ月前から楽しみにしていたという。
「人気コンサートでも、いろいろ調べてチケットを入手していた。しっかり者の娘が、どうしてこんな目に遭わなければいけないのか」
和子さんは会見で娘の遺影を手に涙ぐんだ。
1時間7分の蘇生
被告の2社は、いずれもイベント運営会社の「エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ」(東京)と「キョードー大阪」
(大阪市)。
原告側によると、コンサートの警備計画書では、緊急時の対策本部をこの2社とメーン会場の長居陸上競技場で構成するとしていることから、原告側は2社を実質的主催者と位置づける。
だが、岩永さんの両親は会見で、エイベックス・ライヴ・クリエイティヴから「(会場の)陸上競技場の外は管轄外」と提訴前に伝えられたとした。原告側によると、事故直後、主催者側からの救急要請はなく、岩永さんが運ばれた病院に付き添いのスタッフはいなかったという。
和子さんは医師から「事故後の早い段階で(心臓に電気ショックを与える)自動体外式除細動器(AED)をあてていれば、助かったかもしれない」と告げられた。
「病院に運ばれてから、娘は1時間7分、息を吹き返した。娘自身も無念だったと思う」
提訴時、親会社のエイベックス・グループ・ホールディングスは「コメントを控える」、キョードー大阪は「主催者でないのでコメントできない」とした。
「事前準備が重要」
原告側は訴状で、2社の責任について、おおむね次のように訴えている。
《(1)チケットを購入した客に対し、売買契約に基づいて身体、生命の安全を保護する義務がある》
当日は5万3千人を超える来場者が集まるほどで、警備計画書では、最寄り駅近くの長居公園入り口から会場の長居陸上競技場に至るまで、来場者の移動ルートが決められていた。
長居公園を初めて訪れたという岩永さんらは主催者の誘導に従う以外になく、「主催者には、来場者が長居公園に入った時点で安全を確保すべき義務があった」としている。
《(2)落雷の予測可能性》
大阪管区気象台によると、大阪市内では事故前日の17日午後3時25分に雷注意報が出され、18日当日も注意報は発令中だった。
気象庁はホームページで、雷の激しさや落雷の可能性を予報する「雷ナウキャスト」を公開。1キロ四方で、10~60分後の予報を10分ごとに更新している。
2社が雷注意報を把握するとともに、雷ナウキャストを閲覧していれば、大阪市内で落雷の可能性が高かったことを容易に認識できたというわけだ。
警備計画書では落雷時の対応を規定しているが、原告側代理人の弁護士は「雷への対応は事前の情報収集や訓練などでほぼ決まる。落雷が発生してからの対応だけを定めても不十分だ」と批判している。
即中止にできない?
落雷事故をめぐっては過去にも訴訟が起こされ、主催者側の責任が問われたことがある。
平成8年8月、大阪府高槻市で高校サッカー大会が開かれ、男子生徒が試合中に落雷を受けて失明するなどした。生徒側は、引率教諭が勤務する高校と、大会を主催した高槻市体育協会に損害賠償を求め、18年3月の最高裁判決は、教諭の注意義務違反を認定した。
判決理由では「試合直前に会場の上空南西に黒雲が立ちこめて雷鳴が聞こえ、雲の間で放電が目撃されたことなどから、教諭は落雷の危険性を予見でき、また予見すべき注意義務を怠った」とされた。
大型イベントでは、サッカーのJリーグなどが落雷事故の対応指針を策定している。また、今年7月に静岡県で約2万5千人を動員したコンサートでは、主催者の「サンデーフォークプロモーション」(名古屋市)が独自のマニュアルに基づき運営。事前に避難場所を確認したり、避雷針がない場所では避雷針を設置したりするほか、気象庁の情報や経験則などを総合して避難の必要性を判断することなどを盛り込んだ。
防災・危機管理ジャーナリストの渡辺実氏は、一般論として「野外コンサートでは会場だけでなく、来場者が列を作って並ぶエリアも主催者の管理下に入るため、安全注意義務が発生する」との見方を示す。
落雷の予測については「主催者は雷注意報などを当然把握しておくべきだが、気象庁の情報は誰でもアクセスできるため、来場者も留意しておく必要があるだろう」と話している。
一方、あるイベント関係者は「有料コンサートで落雷の予兆があっても、お客の費用対効果を考えると即中止にしづらい」と打ち明ける。さらに「避難決定のタイミングも難しいし、一定の広さがある会場で、多数の聴衆を短時間で無事に避難させられるかどうか」と限界を指摘した。
先日行われたa-nation。落雷でEXILEファンの方が二人お亡くなりになったらしい。終わってから皆で打ち上げがあったのに、TAKAHIROはファンの方が亡くなられて搬送された病院に急いで向かったんだって。本当はEXILE全員で行きたかったけど代表でTAKAHIROが行ったの。
— chihiro (@ishixile1024) August 20, 2012
木の下にいたらダメダメ、これは自己責任
>気象庁の情報は誰でもアクセスできるため、
>来場者も留意しておく必要があるだろう」と話している。
正論きちゃった
EXILEのファンの時点でしっかり者は無いわw
しっかり者なら天災に遭わないってか?被災地の連中はダメ連中だとよw
やっぱそこ思うよなあ
大人になったら自然に対する知識を自分で身につけとくしかないよ
本当に勝てるとでも思ってんのか
馬鹿じゃないの
ただの迷惑になったら娘も浮かばれないな
係員がそこに誘導したとかなんだとかテレビで報道してなかった?
これ認められたら、どんなイベントも出来無くなっちゃうよ
チケット買う時の規約に追加するんじゃねぇのかな
というか既に記載されてると思うんだけど
黒焦げになった訳じゃないのか
強い雷が直撃すると黒焦げになるらしいけど
いつまで延期するのかはっきりしないから被害者は公園に留まらざるを得なかったし、警報でてるんだから定刻どおり会場あけてたら防げた事故
どういう状況だったのかは知らないけど、ゴロゴロピカピカなってる中で
中止か決行かの判断に戸惑い、客を放置していたとなると、法的責任は免れないだろうな。
http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news/1376750550/